■ ID | 539 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 微小粒子PM1.0の通年観測の試み−濃度および主要化学成分のPM2.5との比較− |
■ 著者 | 米持真一
Shinichi Yonemochi
埼玉県環境科学国際センター 梅沢夏実 Natsumi Umezawa 埼玉県環境科学国際センター 松本利恵 Rie Matsumoto 埼玉県環境科学国際センター 武藤洋介 Yosuke Muto 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2006 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第47回大気環境学会年会、平成18年9月21日 |
■ 抄録・要旨 | 近年SPMの環境基準達成率が向上し、粒径2〜2.5μm以下の微小粒子に関心が移りつつある。このような中、PM2.5に加え、粒径1μm以下の微小粒子PM1.0に着目して、この通年観測を行った。PM1.0の採取には、分級器としてSCC(シャープカットサイクロン)を用いて自作したPM1サンプラーを使用した。2005年4月から2006年4月の1年間の、PM1.0とPM2.5の質量濃度には高い相関(r=0.87、n=45)が見られた。PM1.0/PM2.5は0.77であり、PM2.5の約8割が粒径1μm以下に偏在することが分かった。
各成分の濃度比(PM1.0/PM2.5)では、NH4+、K+、Cl-、
NO3-、SO42-、EC、OCが0.82以上となったが、Mg2+、Ca2+は0.43以下となり、定量下限以下となる期間が多く、PM2.5で見られた粗大粒子の混入が大幅に抑えられた。 |
■ キーワード | SPM、PM2.5、PM1,通年観測 |
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